富山医療生活協同組合

2021年3月31日現在

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【事業活動】
医療事業は、外来患者件数が前年比87.4%と利用が大きく減少しました。これは、新型コロナ感染拡大による受診控えと、1~2月の大雪による影響が大きいと考えられます。その中でも訪問診療収益が前年比104.1%、また外来透析収益が前年比102.6%と伸びたことが特徴となっていますが、患者数の少なさのために外来収益全体は前年比97.2%の到達でした。入院は、患者数、収益とも前年比99%以上となり維持しました。介護事業は、訪問系サービスがやや伸びましたが、通所・居宅サービスについては、新型コロナ感染の影響を受けて、前年比97.7%と減少しました。事業収益全体としては3,511,023千円ですが、前年度より76,000千円以上減少しました。
一方、事業費用は、新型コロナ感染対策に係る経費やリース料等が多くなりましたが、退職給付会計の見直しによる引当額の減少もあったため人件費が少なくなった影響が大きく、前年度を70,000千円以上下回りました。結果として経常剰余は、87,267千円となり、予算比70.5%、前年比97.1%の到達でした。
【組合員活動】
新規組合員加入数は708件で、脱退数が959件あり、組合員数が26,634名となり、前年比99.1%となりました。また、出資金は増出資が59,400千円以上ありましたが、減資も多く、期首より676千円減少して、973,810千円となりました。
コロナ禍で組合員活動の制限が多い中ではありましたが、組合員への「電話訪問」で困りごと相談をおこなったり、フレイル予防体操をユーチューブ配信したり、感染対策に配慮した上で小さな単位でウォークイベントを実施して健康づくりを進めたりしました。また、医療・介護現場で感染対策用のガウンやエプロンが不足した時に、組合員がごみ袋を活用して簡易防護服を作成することにより、組合員と職員の「支え合い」活動を実践することができました。組合員の高齢化が進む中で、次の担い手づくりをいかに進めていくかが大きな課題です。

 

設立 1963年1月1日
住所 富山市豊田町 1-1-8
電話 076-441-8351
形態 医療生協
理事長 松井 法生
専務理事 茨木 克昌
正規職員数 258名
定時職員数 215名

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